アルミ ミルクポット フランス アンティーク ブロカント
パリのRue des Martyrs マルティール通りの
蚤の市からやってきた
la Manufacture Métallurgique de Tournus 社の
ミルクポットです。
別ページ掲載のTournus社の前身の会社です。
19世紀に多くのワインの造り手たちが悩まされた
フィロキセラ虫害。
フランス・ブルゴーニュに位置する
トゥールニュも地元のブドウ畑のほとんどが大打撃を受けます。
そのさなか著名人やエンジニアが
1910年9月にアルミニウム製品を製造する会社を設立します。
<< la Manufacture Métallurgique>>
会社は40人の従業員を雇用します。
その後、数多くの革新、新しいノウハウを獲得し、
活動を迅速に発展。
1932年には従業員数も400人に。
アルミニウム産業は繁栄の象徴となります。
その後、Tournus Equipement社へと変化しますが
いつロゴを変更したかは分かりませんでした。
Tournus uni franceの文字と
お城の中にイニシャルMMが入ったロゴ。
1921年、1938年、1964年と
それぞれのカタログにも見られることから
長年愛されたマークのようです。
カタログをじっくり眺めたい…
製品アイテムから
当時の暮らしが窺えそうです。
こちらでミルクを買ってきて
ミルクピシェに移していたのでしょうか。
底にへこみがありますが
自立に支障はありません。
サイズが小ぶりなことと
取っ手が塗装がない生地のままで
とにかく可愛らしいです。
サイズ:直径約10.1cm 高さ18.3cm(蓋をした状態で)
買付国:フランス
状態:底に2カ所へこみ、経年による小キズやシミにより
シャビーシックさが感じられます。